PenKuruCrew vs Arounder30
第1試合(plum.)
マワシズキ vs vampire 勝者:マワシズキ
マワシズキ
気持ちよく見れて最後に分かりやすく盛り上がれるすごくいいFSだと思いました。
動画4秒付近のインフィの独特な指の形を利用しガンマンにつなげてる所や締めの盛り上がり方は個人的にポイント高いです。
細かいところまで難易度の高い技で構成されていて見応えもありました。文句の付け所が無いです。
vampire
渋い切り返し技やタップが中心のFSで個性的で良い動画だと思いました。
ただどうしてもペンと環境が現代すぎて見応えとかっこよさが半減してるのが勿体ないと感じました。
モナミサインペンやVP等で見てみたかった内容のFSでした。
→構成力と見応えの二点を評価しマワシズキを勝者とする。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第2試合(anarchy)
Meves vs obje 勝者:Meves
Meves
新奇性のある技を取り入れつつ、細部まで難易度を詰めて密度のあるFSで、初見でもじっくり見ても見ごたえがあります。特に〆前のコンボで、5バクリバから飛ばして22ではなくHai tuaの要領でそのまま122と繋ぐのは妥協を感じないアツさがありました。
一方で技の中身を見なければ前半は逆回転で手を単調に起伏させるという流れの構成となっており、技のバリエーションや見映えが多様であるとはいえどこか間延びした印象も与えてしまっていると思います。
また全体通して腕と肘がバタバタと動いていてスタイリッシュさに欠けています。
obje
ドクグリらしく、またobje氏らしいコンボが散見されており、独特な世界観を表現できています。特に4~5秒と6~7秒のシメパスリバで下る流れは前後の繋げ方によって見え方に飽きが来ず、良いリズム感を生み出せています。
一方で全体的な制御感はやや低いです。特に、3秒付近のノーマルをはじく前のタメと34でキャッチして切り返す部分のタメがどちらも中途半端であるため、少し突っ掛かっているように見えてしまっています。
また、〆前の起こしバクリバ?の意外性から生まれた感情の高まりが次の切り返しで消えてしまい〆のあっさり感が強調されていたため、そのまま順回転で〆まで行ってほしかったです。
→両者ともに独自の世界観があり非常に魅力的でしたが、技の新奇性と密度による見ごたえの強さを評価し、Meves氏を勝利とします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第3試合(葉脈)
MEL vs los1Cel 勝者:los1Cel
MEL
精密機械の如く無駄な動きを徹底的に廃した高速スタイルが目を引く。
とにかくインフィニティスタイルらしからぬ高速さと、手の動きの数倍ペンが動くと形容するほどの精度が印象的。
しかし、行っている技の殆どは、難易度の高い手の姿勢を含む(指を丸めたチャージなど)ものの、ピボットとウィンドミルで説明がついてしまい、新しい技の披露というよりは、既存技術の限りなく高い到達点の披露、という形に感じた。
裏を返せば奇特なアラウンド技などを用いずにここまで退屈さのない演技を作っているということでもあり、極まったブレのなさ、もとい「回し方」の面で強い個性を持っている、とも言えるか。
だが、全体通して極めて安定している代償か、あるいは全体の演技と比べて振り幅の少ないシンプルな締め技の影響か、盛り上がりの強度が低く感じてしまった。
総じて、極限まで完成度を高めた高速ウィンドミルスタイルの到達点を感じる素晴らしいFSであった。
los1Cel
技を途中でキャンセルするような独特なテンポと、揺らぎのあるリズムが目を引く。
Raimo bak的な軸移動を中心としつつもそのバリエーションに優れており、直感を外した独特な流れが特徴的。
演技前半にタイ式めいてふわりと浮く技や切り返しを配置することで、後半の連続したジャパニーズモーションでの加速を際立たせたうえで、さらに高速度から締め技のマルチプルにて再び減速させる……、など、回転速度の対比を利用して映えさせる構成の技術も伺える。それだけに、マルチプル前での2-チャージリバースがやや余計に見えてしまうのが痛いか。
総じて、全体に独特な技遣いを散りばめつつ、展開にメリハリを利かせた素晴らしいFSであった。
→いずれの動画からも極めて高い技術を感じる、この上なく悩ましい戦いであったが、今回は使われている技の面白味と、動画の有する盛り上がりの大きさを加味して、los1Cel氏を勝者とさせていただく。