ご無沙汰しております。
・sutomo - JEBT2012 予選
パワーパスが日本で広く認知され始めたのが2012年だった記憶がある(余談:そう考えるとfel2の存在が怖くなってくる)のですが、そんな時代に先代の影響下にない全くの新概念だけで固められたFSを、しかも歴1年で出してきたのに、当時かなりの衝撃を受けました。(その翌年彼は世界一の座にまで上り詰めるのですが…)
普通1年目というとまだ実力も全然足りず、ウマコテの動画を観てもすごいなーと感じることしかできない無力な時期(ただ一番楽しい時期でもある!)だと思いますが、その段階でこれまでのスピナーたちの長年の経験知の蓄積やセオリーを全部無視し、さらにそれらをひっくり返してしまうような動画を突然公開する、その狂気に当時相当やられてしまいました。
また、今見返しても全く古びていないのを感じます。すとも自体ペン回し史のなかでもかなり特異な存在であり、未だにペン回し史B面の王の一人(?)であり続けているように思います。
もう私のペン回し歴も15年目に入りましたが、このFSの初見時を上回る衝撃はこれ以降ありません。原体験の一つです。
・Spinnerpeem - Tribute.
(3:06〜)
まず構成がかっこよすぎます。
ペン回しって本当に突き詰めると最後こうなるんじゃないかと思います。
もう1本動画を貼ります。
https://x.com/nive__ps/status/1695677439731794331?s=46
〆前に注目してください。普通2spAirの後こんなすぐ締めないですよね。実際やってみると、かなり直感に反することをしているのが分かると思います。
でもこれって、(あまり上手く言えないですけど)正しくないですか?
もっと言うと、真理に近くないですか?
わかります?
ピームは現在にもつながる大技ペン回しの体系を1人でゼロから作り上げた天才ですが、回し自体は本質的すぎてかなり人を選ぶ(回しだけを見たとき、わからない人には2軸上手いなくらいの解像度でしかわからない)(大技厨だが存在はコリアンに近い)と思います。ですが、間違いなく最もこの世界の真理をペン回しを通して体現している人物だと思います。
(ピームの回しの魅力については言語化不可な部分がかなり多く、感覚ベースのよく分からない文章になってしまいましたが、動画を観て各々で感じ取っていただければと思います…)
以上です。