こんにちは。アンケートの回答の細かい理由について書かせていただきます。
・最初に開催すべき部門:個人戦
参加ハードルの低い個人戦を優先して開催すべきだと思っています。団体戦には団体戦の盛り上がる要素が数ありますが、如何せん人を集める必要があるため(特に一般の部では活動的なスピナーの数がやや限られるために尚更)、「試しに出てみるか」と言った程度の心持ちで出場するには少しハードルが高く感じられます。その点では、一人でもふと思い立ってふらっと参加できる個人戦の方が人は集まりやすく開催もしやすいと考えています。
・出場者の国籍を限定するか?
非常に重要な点だと考えており、このオンライン大会の目指す場所がどこなのかによって変わってくると思っています。従来通り「日本で一番上手い動画を撮れる人を決める大会」ならば出場者は日本に限定すべきですが、この大会を「日本的審査基準で行われる世界大会」としてしまうならば国籍の縛りは不要になります。
私としてはどちらであっても面白そうだと思っていますが、どちらを選ぶかによって立場が大きく変わってくるので以降の選択肢ではそれぞれの立場から述べさせていただきます。
・「JAPAN CUP」の名を残すべきか?
*日本スピナーのみで行う場合
少し変える程度で残すべきだと考えています。日本一を決める大会である以上はJAPANの名を冠している方が良いと思っています。
*国籍を問わず募集する場合
大きく変えてしまっても良いと思います。あくまで日本の審査員が審査する世界大会なので却って「JAPAN CUP」を冠すると紛らわしく思えます。(それこそ以前仰っていた「SAMURAI SWORD」のような感じのNIPPONっぽい名前の路線で良いと思います)
・提出動画のみで決めるか?以前の動画も参照するか?
*どちらの立場でも
提出動画のみで勝敗を決めた方が良いと考えています。過去動画も参照するとなると、即席CVや身内で作った軽いCVになんかなど向けに気を抜いた動画も審査に関わることになり、むしろ大会で絶対に勝ちたいと意気込む人ほど大会向けでない動画の投稿に躊躇してしまう可能性があります。(もちろん本来は全ての動画を全身全霊で撮影するべきですが)それに、ここぞという時に“強い”動画をぶつけられるのもまた強さだと個人的には思っています。
通年で順位が変動するようなランキングもそれ自体でまた別個のプロジェクトとして面白そうですが、そうなるとそれはコンテストというよりもペン回しのオリコンランキングのようなもので「大会」という場からは切り離すべきかなと考えています。
・部門分けは必要か?
(正直、どちらの立場でもかなり悩んでいます。)
*日本スピナーのみで行う場合
部門を分けた方が良いと思っています。日本の中でも各部門ごとの頂点が決まった方が熱いかな……とか異種格闘戦上等の日本選手権との差別化……モチベーションとして「日本一のペンスピナー」を目指すより「日本で一番〇〇なペンスピナー」を目指した方が目標までの距離が計りやすくやる気になりやすいかな……など、正直言って「なんとなく」です。実際部門を分けたことで一部の部門はまた参加者が足りなくなることもあり得ます。
*国籍を問わず募集する場合
この場合は部門を分けずに一本の大会としてしまって良いと思っています。というのも、仮にオールドスクールと変則トリックに部門を分けるとして、「日本的価値観を保ったまま海外勢と日本勢の変則トリックを同様に審査する」ということは難しいのではないか?と考えています。どこまで完成度に寄って評価するか、あるいは新奇性に寄って評価するかはかなり審査員の価値観に依るところがあり、場合によっては日本的価値観を謳いながら変則部門は海外の極限まで新奇性に特化したスピナーたちに塗り潰されてしまわないか、あるいはそもそも日本的価値観に基づいた上で新奇性を評価できる審査員は大会を長く続けられるほどの数がいるのだろうか?などの危惧があります。
・年齢不問の大会をやるなら時期はいつ頃か?
*どちらの立場でも
秋〜春のあたりが良いと思います。やはり撮影時期がJapEnと被るのは厳しいところがあります。また最近は夏場の暑さも凄まじいので夏よりは過ごしやすい秋冬春の方が高いパフォーマンスを発揮できるような気がします。(冬場は暖房をガンガンに効かす北海道からの意見です。)
最後に、個人戦ではもういっそ年齢区分を設けなくても良いのではないか?と思います。一般勢の少なさもそうですが、今はもうU-18と一般との間の実力差も最早かなり小さいと見做せるように思えるので。